彪太郎へ。

 

 

 

 

今いろんな方面に、踏ん切りを付けたところです。

 

 

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彪太郎と出会ったのは明石家電視台

なんて頼りなくて情けなくて可愛いんだろうと

この子を助けてあげなきゃって思っちゃったのが始まり

実際、3年もキャリアがあるのになんにも出来ない、アイドルのアの字も不安になるような子で。

アイドル雑誌のたった1ページに5人が押し込められて、1番端っこでぎこちなく笑ってたね

そんなのでも可愛くて、少しずつ少しずつ、アルバムみたいに思い出を増やしてた

 

 

まだ私も子供だったから、その頃ずっと真ん中にいた3人がどうしようもなく憎くて()

彪太郎と琉巧しか応援しない!!!って謎に意地張ってたね

誰よりも熱い心を持ったとあちゃんがりとるを引っ張って、冷静な風雅さんに助けられて、西村くんに「Lil かんさい」の在り方を作ってもらって、琉巧の勢いで前に進んで……

みんなが居るから、Lil かんさいの岡﨑彪太郎が居るんだって今ならちゃんとわかるよ

 

 

初めて彪太郎に会えた松竹座

スノと掛け持ちしてたからリトルの名義なんて持ってなくて、ようやく松竹座で会えた

初めての舞台がまさか座長だとは思わなくて感動したな

こうやって春は毎年松竹座に通うようになるんだってワクワクしたのを覚えてる

松竹座公演、どれを思い出してもすごく楽しかったよね

 

 

大切な大切な思い出をくれたクリエ

復活当選で引いた7列目

7列もあるのに彪太郎のオタクは私の前に3人しかいなくて、青と紫ばっかりだった

前の子から順番に目を合わせて指さして手を振って、私にも同じように手を振ったね

「よし、とりあえず確認できるまではファンサした」って感じで一息ついたのを見てつい笑っちゃったよ

みんな笑顔だったのに、彪太郎はファンサする時にどうしても口があいて、合ってるのかなって確認しながらファンサするのが可愛くて可愛くて、つい色々頼んで困らせたね

ライブが終わって最後、幕がおりながら手を振る彪太郎がとびっきりの笑顔で目を合わせてくれて、ああ幸せだなって心の底から思った

 

 

 

 

その後のライブも運良く色々貰ってきたけど、本当に運が良かっただけで。

ここ最近は運に頼らないように席とかカンペとか、いろいろ頑張ってみても虚しくなるだけだったな

 

 

ファンサのためにライブに行って、ファンサのためにお金を貯めて、ファンサのために名義を作って。

彪太郎を純粋に好きだった私はどこに消えたんだろう

 

スプパラで最前に入ってるんるんでカンペ作ったのに、カンペが視界にも入らなかったあの日

初めて彪太郎のこと嫌いって思ってしまった

1番近い距離で彪太郎を見られたのに、大好きな友達の素敵なファンサを見届けられたのに、ファンサ貰えなかったくらいで、たったそれだけの事でそんなこと思う自分に鳥肌が立つくらい嫌悪感を覚えて、1回彪太郎と距離を置かなきゃと思った

 

 

自分のそんな気持ちに応えるように夏松竹もわっしょいも当たらず迎えたあけおめ

 

 

結局自分は変わってなかったね

小さな箱で少ないファンの中で、ファンサを貰える自分を好きになっただけなのかな

いつまでもか弱くて小さな、迷子の子犬みたいな彪太郎じゃないと満足出来ないのかな

私って本当に彪太郎のこと好きなわけじゃなかったのかな

岡﨑彪太郎を見ているようで、ちゃんとは見られてなかったのかな

近くでただ見られるだけでよかったのに

結局名前呼んで振り向かせようとして、振り向かない彪太郎に悔しくなってへこんでこっち向けよって怒って

仲のいい友達同士で入って、もともとそういうノリで、別にそんなことみんなしてて、当たり前だけど、そんなふうに思ってそんなふうに言動に出してしまう自分が惨めで気持ち悪くて

 

 

もう辞めようって思った

彪太郎にプライベートで会ってその言動が出来るか、彪太郎の家族が、友達がそれを見てどう思うか

彪太郎にこんな醜い自分を見せたくないって思った

やっと覚悟が決まった

間違いをここまで繰り返さないと辞められなかったね

 

 

 

最後って決めた今日

運良くバクステ最前が引けて

あぁ、神様も最後だよって言ってるんだなぁなんて馬鹿みたいなこと思いながら必死で彪太郎を目に焼き付けた

 

体も心もダンスも歌も声も全部全部成長して1秒も目が離せない、素敵なアイドルになったね

アイドルスマイルはとっても上手になったけど、はにかんだように笑う顔はひとつも変わってなくて。

 

 

きっと私はもう一度だけ、一緒に目を合わせて笑い合いたかったんだと思う

 

 

 

 

 

 

もうそれも叶わなくなってしまったけど

それでいいんだと思う

 

彪太郎にこれ以上醜い自分を見せなくていいと思うと、正直ほっとする

ようやく離れられるよ

まあ自分から勝手に好きになっただけで、近付いてもないんだけどね()

 

悔いはあるし、全然辛いけど

最後にファンサくれなかったのは綺麗さっぱり離れられるように神様がお膳立てしてくれたんだね

 

 

 

彪太郎今までありがとう

一生分の幸せをありがとう

沢山貰った思い出のアルバムをたまに見かえしながら進みます。

 

とかいってすぐ彪太郎に会いたくなったりね

全然舞い戻りそうでウケるけど

 

いったん今日でファイルを閉じます

ありがとう、大好きです

 

 

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